室内のプール監視員バイトは楽か?私が3年働いた体験談

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私が初めてアルバイトしたのは地元の屋内プールでした。

 

延べ3年間屋内プールでアルバイトをしました。ずっと同じ施設で働いたわけでは無く、3年間で6施設を回りました。それぞれ運営会社は別でした。

 

なので、普通の人よりも屋内プールについては詳しい自信があります。

 

意外にも屋内プールという場所は閉鎖空間なので情報が少ないです。

 

業務内容や環境について知られていませんので、今回は室内プールでアルバイトを考えているあなたの為に、私が感じた事や業務について紹介していきます。

1.ズバリ!室内での監視は楽なのか?

室内プールでの監視は『楽』だった

高校卒業後に働いた経験が無かった私でも簡単に務まったのがプール監視員です。

 

その事からも分かるように業務は「凄い楽!」

もちろん運営会社によって多少の厳しさはありますが、ネットで『楽なバイト=プール監視員』と紹介されている事に大いに同意できます。

 

イメージは、永遠と暇な時間が続く感じです。

 

なので、やる事が多くて忙しい方が好きな人は『しんどいバイト』と感じますし、ずっと「ぼっー」とできて退屈なのがウェルカムな人は『楽なバイト』と感じます。

 

私は人と関わるのが好きではありませんし、退屈なのは全く苦痛に感じないので楽勝でした。

 

覚えるべき仕事は少ない

覚える業務が山の方にあるならば、それは楽とは言えません。

 

対してプール監視は、覚える業務が少なくて1週間もあれば覚えます。

 

次の章で業務内容については詳細に説明しますが、覚える業務が少ないという事もプール監視の特徴だと言えます。

 

スタッフ同士で交流する機会は少ない

業務が簡単で覚える事が少なくても、殺伐としていて緊張感に満ち溢れる職場だと精神的に疲れます。

 

退職理由のトップ3に『人間関係』がはいっている事からもその重要性が分かって貰えると思います。

 

私は事務職で働いており、連携が必要な職種なので人間関係に非常に気を遣います。一挙一動に注意していますが、それでも地雷を踏んでしまう事があり疲れます。

 

それに対してプール監視は一人で行いますので、スタッフと必要以上に会話する必要がありませんので無駄に疲れません。というか話をする機会がないです。

 

もちろん、積極的に話かけたりプライベートで会う約束を取り付けたら別ですが、基本的には更衣室内で一緒の時や引き継ぎをする瞬間だけがスタッフ間の交流時間です。

 

「金を稼ぎに来ているんだから無駄に交流する必要も無い」と思っているような人も多々いるので、面倒な人間関係に振り回されたくない人は楽に感じます。

 

楽だが何かあった際は責任重大

業務も楽で人間関係が希薄なので天国のように感じるかもしれませんが、人の命を預かっている職種なのです。

 

子どもが溺れていないかの確認もそうですが、高齢者が急に運動した事で意識を無くして浮かんでしまうも極稀に存在します。

そんな時にいち早く発見して、救助しなければならない仕事です。

 

なので、楽だから責任がないわけではありません。

実際に私は遊泳中に突如心臓の病気が発生してしまい水中に沈んでいた人を救助した経験があります。

 

その時の現場の壮絶感や大変さを知っているので、プール監視員が楽なのは事実であるけども責任をもって勤務して欲しいと思っています。

 

では、次は業務内容の詳細について解説していきます。

2.覚えるべき業務内容は大きく分けて5つ

溺れていないか遊泳者の監視

これが基本業務です。

プールサイドを巡回しながら溺れている人がいないか監視、監視台という椅子に座りながら監視。これを数時間行います。

 

後はプールサイドに何かゴミなどが落ちていないか、サウナで倒れている人がいないか、顔色が悪く体調が良くない人がいないかなどを監視します。

 

極端な事を言ってしまうと、プール監視は何も問題が起きなければいいのです。

 

私は利用者が少ない時は、プールを見ながら一日中考え事をしていました。もちろん、プール監視には見るべきポイントがあるので、そこを抑えつつ死角が無いようにしながらです。

 

考え方をしていると6時間程度なら一瞬ですぎます。

 

利用者にプール内のルール説明

プール監視と並行して行います。

屋内プールには独特のルールがあります。

 

泳ぐのは左側通行、プールに入る前にシャワーを浴びなければならない、泳ぐ時に水しぶきをたててはいけない、飛び込み禁止、泳げる距離に応じたコースを選ばなければならない…等々。

 

こういったルールを守っていない人に対してルールの説明を行うのですが、案内の仕方や注意が遅くなるとトラブルになります。

 

監視をしっかりとしていれば、ルール違反者をいち早く見つける事ができます。

 

室内の掃除と状況に応じたコース変更

遊泳者が一人などの状況であれば、監視者が一人いれば事足ります。

 

なので、2人以上監視員がいる場合は片方がプールサイドやジャグジーの掃除をします。

 

室内は湿気と温度が高いので、カビがいたる所に発生します。

特にプールサイドはカビで真っ黒になります。

 

衛生面・見た目ともに良くないので、ブラシでこすってカビを落とすのですが範囲が広いので大変です。ただ、変わりばえのないプール監視から離れられるので凄い気分転換になります。

 

ジャグジーは、色んな人が入るので垢が付着します。それをメラニンスポンジでこすり落とします。

 

サウナは定期的に水をまいたり、タオルを取り替えたりします。

あとは、プールによっては教室を行ったりします。

 

水泳教室やエアロビクス、アクアウォーキングなどがよく開催されている教室例ですが、通常通りのコースでは問題が生じるので、コースロープを動かしたりしてコースを変更します。

 

時には、遊泳中の利用者に他のコースへ移動するようにお願いしたりします。

 

このコース変更を覚えるのが業務の中で一番大変ですが、曜日と時間を固定して勤務するのであればルーティンワークになります。

 

水質の管理と責任者への報告

プールは真水ではありません。

プールの水質は基準値範囲内の塩素濃度とphでないと営業できません。

 

塩素濃度は、0.4~1.0以内。phは7.0前後が正常値です。

ただ、状況によって水温と塩素濃度やphは変化するので基準値内か確認して、上げたり下げたりしなければなりません。

 

プールの水をすくって専用の薬を入れて、色を見比べてプールに問題ないか調べる事を『水質管理』といいます。これを1時間ごとに行います。

 

水質管理をして問題が無ければ監視を続行し、基準値から逸脱していれば責任者に報告しなければなりません。

 

開館作業と閉館作業

開館作業は、主にオープン前の準備です。

水質管理と椅子やタオルなどの設置、シャワー・サウナ、電気をONにするなど一通りの準備が終われば朝礼をします。

 

閉館作業は、主に掃除です。

水の中にゴミや異物が沈んでいないか、排水溝のネジがゆるんでいないか確認する。

 

プールサイドに水を流して綺麗にする。

トイレと更衣室を掃除し、ロッカーなどに忘れ物がないか確認する。

全てが終われば終礼をして終わりです。

 

特別なスキルは身に付かない

以上の5つがプール監視の業務すべてといっても過言ではありません。

あらためて振り返ってみても簡単ですね。

 

簡単がゆえにスキルとしては、何も身に付きません。

なので、お金を稼ぐ為の手段としてなら全然ありですが、成長をしたい人やスキルを身につけたい人は他の業種に就労した方が絶対に良いです。

 

正直、私も3年間働きましたが「何か身に付いたか?」と聞かれたら答えようがありません。

 

ただ、何度も言いますが【楽である】事は保証します。

 

ここまでを見て働きたいと感じた人は、アルバイトとして採用されるにはどうすれば良いかを解説していきますので参考にしてください。

3.アルバイトの応募に関すること

応募する際に必要な資格はあるか

プール監視員に必要な資格は特にありません。

 

ただ、消防署や自動車免許取得時に受ける一次救命処置(胸骨圧迫+人口呼吸)の経験がある方が好まれます。

 

体型によって受かりにくい?

残念ながら、スポーツ施設という事もあって肥満体型の人は採用されにくいです。

また接客業でもあるので、髭を生やしている清潔感が無い人や化粧が濃い人も採用されにくいです。

 

やっぱり泳げないと受かりにくい

面接時に必ず水泳経験やどれくらいの距離を泳げるのか問われます。

施設によって基準は様々です。

 

私が働いた1つ目の施設は、体育の授業レベルで十分。

 

2つ目の施設では、最低でも50mは泳ぎ続けれないとダメ。

 

3つ目の施設では、実際に泳いでもらいフォームを見てこちらで判断する。と言われました。

 

何にしても「全く泳げません」というのは心象がわるくなりますので、泳げない場合は練習しておきましょう。

 

こんな人は応募がおススメ

体を動かすのが好きな人や簡単な仕事がいい人はプール監視がおススメです。

 

立ちっぱなしなのが辛い人や外で働きたい人、潔癖症の人や皮膚が弱い人は他の職種がおススメです。

 

余談になりますが、プールのある施設は想像以上に汚いです。

 

毎日、小まめに掃除をしていても水辺で室温が高いのもあって、カビや雑菌が繁殖しまくりですし、ゴキブリなども頻繁に出現します。

ロッカーを開けたら中から…なんて事があって辞めたスタッフも見ました。

 

他にも皮膚が弱くてプールの塩素で肌が荒れる人もいました。

4.勤務中の服装や注意点について

プール監視中の服装や水着

監視中は、上はTシャツで下はハーフパンツでの恰好です。

水着は一枚支給されるので、着用が必須です。

スリッパは、共用のものを使用するか自分で用意します。

 

面倒だからといって水着を着用しないで監視を行うと、溺れている人を発見した時にプール内に入れませんので面倒でも着用しましょう。

 

髪の毛は黒色で無くても大丈夫か

髪の毛は派手すぎなければ大丈夫ですが、赤色や金髪は黒染めするように指導される可能性が高いです。

 

男性であれば、黒髪短髪が好まれます。

女性であれば、茶髪までは特に何も言われません。

 

化粧はNG必ずメイク落としを使う

プール監視する際は、必ず化粧を落とします。

というのも、利用者がメイクしている場合は水質が汚れるので落としてもらうようにお願いしなければなりません。

 

それなのに監視員がバッチリと化粧していると説得力が皆無です。

なので、勤務に入る前にメイク落としを使って化粧を落としましょう。

 

室内でも意外に日焼けする

意外かもしれませんが、室内での監視なのに日焼けします。

プールは壁がガラス張りになっている施設が多いです。

 

そこから太陽の光が水面で反射して身体に当たり、日焼けするのです。真っ黒になる事はありませんが、ユニフォームとの境目が分かるくらいには日焼けします。

 

また、日差しが強い日中であれば目が弱い人は目を傷めます。

対策は光が反射しない場所を見つけて上手く移動するしかありません。

 

スタッフの男女比や年齢層

施設での職種は、プール監視員と受付があります。

プール監視員は6:4で男性が多く、受付は2:8で女性が多いです。

 

年齢層は朝は30~40代の主婦が多く、昼間は20代後半のフリーター、夜は20代前後の学生が多いです。

 

50歳以上の方も働いていないわけではありませんが、受付をしています。プール監視は体力的にしんどいようで途中で受付に移行するか、辞めていきます。

 

また、会社によっては40歳以上は絶対に雇わないところもあります。大手で全国に店舗があるような会社ほど、そのような対応が顕著でした。

 

プールは基本的にどこも通年で人手不足です。

新規スタッフも多いですが退職者も多く、6カ月もしない間に半分以上が辞めていきます。

 

単純に立ちっぱなしなのが辛かったり、思っていた内容と違ったりするようです。

5.給料はどれくらいか?

プール監視員なら最低賃金

プール監視員ならば最低賃金です。

水泳指導などのインストラクターであれば、時給1000円を超えてくるのが普通ですがプール監視員は何年働こうが昇給が見込めません。

 

業務と見合った金額か?

今まで業務について解説してきたので分かって頂けたと思いますが、『非常に楽』です。

なので、最低賃金が見合った金額だと思います。

 

6.勤務してて良かった事と悪かった事

[良かった事]

人との触れ合い

私は同じ時間帯ばかり勤務をしていました。

 

そうすると、常連さんがこちらの顔を覚えて声をかけてくれるようになり世間話などをふってきてくれて仲良くなれます。

 

監視中は暇で時間が経つのが遅く感じますが、お客さんと喋っていると時間の経過が早く感じますし、何かトラブルが起きたときなどにも手伝ってくれたり味方になってくれたりします。

 

施設を無料で使える

基本的に施設は無料で利用する事が出来ますが、有料のレッスンなどはお金を払わなければなりません。

 

それでも、休みの日や休憩時間に自由にプールやサウナ、トレーニングジムを使えるのは身体を鍛えたい人にとっては嬉しいです。

 

なによりジム代の節約になります。

また、会社が商品メーカーだった場合は社割で購入したりできるのも良いポイントでした。

 

[悪かった事]

面倒なクレームが多かった

一番嫌だったのが、面倒なクレーム処理です。

 

どうしようもないクレームは社員や責任者に任せれば良いのですが、基本的には声を掛けられた人が対応する事となります。

 

私が思う最も面倒なクレームは、プールに来ているのに「水が顔にかかるのを何とかしろ!」と怒る人がいた事です。

 

というのも、歩行コースと遊泳コースはコースロープで仕切っているだけなので、バタ足などの水しぶきが歩行者の顔にかかるのです。

 

ただ、顔をぬぐえば良いだけなのに「あいつを泳がせるな!」と言ってくるのです。

 

他にも、サウナで放尿する人や更衣室を水浸しにする人、水温が冷たいと怒る人、カビが生えてたら怒鳴り散らす人など様々な人がいました。

 

そんな人たちの対応をする時が一番嫌でした。

 

体調を崩しやすい

開館準備時や閉館時にプールに入水しなければならない時があるのですが、冬などは温水でも寒いので身体を冷やしてしまいます。

 

それが原因で私は頻繁に風邪をひいていました。

ただ、業務上入水しないわけにはいかないので冬の時期が辛かったです。

 

3年間働いて思う事は楽だけでど面白くない

今振り返っても『業務は楽』でした。

 

ただ、年を取る度に立ちっぱなしなのが肉体的に辛く感じていましたし、飽きがきていたのも事実です。

 

色んなプールで働いてきましたが、衛生面が気になるところばかりでしたし、塩素は身体に良くないのと思っています。

 

楽して稼ぎたいのであればおススメできますが、特別な理由がないのであれば私は他の職種をお勧めします。

 

ただ、短期間の屋外プールはまた働きたいと思えるくらい楽しい職種なので、プール監視に興味がある人はこちらをお勧めします。

 

屋外プールで働いた時の感想はこちらで紹介していますので参考にしてみてください。